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「存在は幻影(イリュージョン)である」

 ダンマパダの「存在は、幻影である」の意味について考えてみました。 法句経では「一切の事物は我ならざるものである」(諸法非我)の部分だと思います。 以下は私の憶測です。

 よく言われるところでは、「肉体を使った物質世界は実は仮の世界で、肉体を動かす霊の世界こそ本当の世界である」ということでしょうか。 なぜなら、肉体は無常(いつかは壊れて消え去る)であるが、霊は永遠であるから。
 この三次元レベルにおいて、人間の物質的な目で見る世界は「すべてのものは立ち現れ、過ぎ去る」世界である。 したがって我々は幻影、つまり無常の物が形づくる世界の中に生きているとも云える。 よって、存在はイリュージョン、幻影である、というのかなと思う。

 もう一つの憶測です。 人間は受肉してこの世界に誕生する際、概略の人生計画を持って誕生するようです。 私たち人間はいくつもの転生の内、ある人生では自殺をして生涯を終えたり、殺人を犯したり、いろいろ体験しているようです。 もちろん神との契約のうえのことです。 このことから人間の生き方は、自由を与えられているが偶然性はなく、シナリオ通りに役を演じている、つまり「霊を成長させるためのヤラセ」である、という意味で「存在は幻影である」と表現したのかなとも思っています。

 この世界の人間の行動がシナリオに従って演じた「ヤラセ」であるなら、短絡的かも知れませんが、本当の意味での犯罪者はいないことになりますね。 さらに勝者敗者についても、社会的に出世したから人生の勝者、出世競争に負けたから人生の敗者だ、なんてことは言えないですね。

 ダンマパダ 第二十章 道 をご紹介します。

ブッダの語る 覚醒への光の道 原始仏典「ダンマパダ」現代語全訳

       パーリ語英訳 トーマス・バイロン  廣常仁慧 英文邦訳

第二十章 道

・・・・・・略・・・・・・ 

努力すべきはあなた方一人ひとり
マスターのできることは、ただ指し示すのみ

しかしよく瞑想をし
真理の道を歩むなら
必ずや欲望から解き放たれるだろう

すべてのものは立ち現れ、過ぎ去る
このことを知るとき、あなたは苦悩を超える
これが輝ける道

存在とは苦悩である
このことを理解し、苦しみを超えていきなさい
これが輝ける叡智の道

存在は幻影(イリュージョン)である
それを理解し、超えていきなさい
それが澄みわたる叡智の道

あなたは力強く、若い
旅立つときがきた
さあ立ち上がりなさい
怠惰と優柔不断で
道を見失わないうちに

言葉を支配し
想念を支配し
肉体を人を害することに使わせない
清きこころでこの三つの教えを守るなら
自らが叡智の道を歩んでいるのに気づくだろう

この世界、闇の世界に座すのか
瞑想の世界、光の世界に座すのか
あなたがそれを選び
叡智を大きく育てなさい

以下略

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